1.フランジングサン
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
イライラする 午後をたどる
その波紋を追ってユラユラ漂ってる
グリーディングサン
情け深い 情緒パズル
言い訳紛いは崩れ身砂を掴む
この想い 焦がしてくれ
逃げたくないんだ SO フランジングサン
よじ登った 真っ赤な陽よ
そして燃える歪むこの身を預けている
グリーディングサン
最高の瞬間に
ならばひと想いに俺を殺ってくれ
この想い 焦がしてくれ
逃げたくないんだ SO フランジングサン
押さえ切るか この感情よ
メラメラの陽に手をかざしている
堕ちて 行く フランジングサン
眩んで 行く フランジングサン
燃えている フランジングサン
焦がしてくれ フランジングサン
2.散文とブルース
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
今にすぐにでも 崩れそうな空がはざむ
舞い上がるのか散文よ ブルースも忍びよるが
飽きの無い苦痛とも 競り合うのか散文よ
いたいけなブルースは すぐに 泣き出しそうだね
この世の果てまで 僕を連れてって
悲しみの向こうへ 僕を連れてって
嘆きのごとく ブルースが鳴る 散文が舞う
乾く無造作な 微妙な景色を覗き込む
クダをまくのか散文よ ブルースは泣き止んでる
苛立ちとうつろぎの その境に散文よ
いたいけなブルースよ すぐになだめておくれ
この世の果てまでに 僕を連れてって
悲しみの向こうへ 僕を連れてって
嘆きのごとく ブルースが鳴る 散文が舞う
3.僕達の疾走
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
研ぎすまされる 雪の中飛び出して
僕は家路へと ただ 辿り急いでる
ダイヤモンドダストは ジュウタンを敷き詰め
降り注ぐスノーが 足跡を消してく
散らつく雪と共に ヴィブラフォン響く
僕を導くよう 何かを導くよう
街は雪の中 想いを繋ぎ止める
街は雪の中 想いを消していく
老兵は死なず ただ消え去るのみ
unsungを白い息と唱えてる
振り返るならば そこは暗闇で
僕達の疾走は そこから始まった
散らつく雪と共に ヴィブラフォン響く
僕を導く様 あなたを導く様
街は雪の中 想いを繋ぎ止める
街は雪の中 想いを消していく
4.1.2.3.4
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
ハウリングキリキリと残響が割れて行く
雁首をもたれ下げ ひたすらガムかじる
口を尖らせては 詰まる空気を睨み
Oh 1.2.3.4 でたらめばかりだ
Oh 5.6.7.8 どっちに転がれど
Oh 1.2.3.4 時代は冷めている
テーブルに残された 冷めたスープをすする
まずいのと尚更に 僕も冷めていた
いやいやと羽交い締め さぁカーテンを開け
Oh 1.2.3.4 でたらめばかりだ
Oh 5.6.7.8 どっちに転がれど
Oh 1.2.3.4 時代は冷めている
エレキに唸り さかれた感情よ
アウトサイダー 健闘 祈ってる
1.2.3.4 時代は冷めている
5.6.7.8 でたらめばかりだ
5.black out
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
朝露は落ちて 乾いて行く
ひとしずく 何処へ行くの
風向きはどうだい 舌を出すか
察するなら あの未来か
確か 記憶 奥底に残される
君の姿 抱いて もう一度迎え入れ
触れて消える このふらちな世界は
濡れて行こう その揺れてる未来へ
辛苦を刻んで 流れの尾が
伸びて行く 流れのまま
目の前のすべて 鵜呑みにする
受け入れる その未来は
あれはどこで 葬られてしまった
幾度 度に 足を抱え塞ぎ込んで
触れて消える このふらちな時代は
濡れて行こう その揺れてる未来へ
僕が出来る事は 全てあの場所から
繋いで運んでいる 悪夢を取り払っておくれ
僕が出来る事は 全てあの場所から
繋いで運んでいる 悪夢を取り払っておくれ
6.デカダン~I'm so tired~
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
陰気くさく 雨雲おごそかに
身震いをからくりにおののき
あらゆる苦悩が感覚に触れデカダンよ
罵る調べが カラスが誘うかデカダンよ
うつむきの屈折率変えて
天を見上げ イメージを送る
揺らした念仏 怖い物は何も無い
今更ながらも 潜在意識煽ってる
僕は黙りこくり しばしそして泣いた
僕はくちびる噛み しばし刹那感じ
Ah ほとばしる 情熱を
胸に抱いて堕落を繰り返し
Ah かき消すか 疾風よ
僕はただ君の胸の中で 眠りたい
僕は そう 少し 疲れた
7.ノイズ
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
僕は錆びたフェンスを飛び越えて
いたいけな夏にひょいと出くわした
君は微笑んだ ノイズを見つめてる
さば読んだ景色の中 振り返る
怖いのはそう 都会のざわめきで
そのもと 何食わぬ顔して歩いて
夜になっても わだかまわりは消えず
電柱のノイズだけが 味方する
Ah 耳を澄ませば この世の雑音が踊ってる
Ah 君の足音が 世界の雑音とこだまする
世界の狂気と握手をしている
サイレンの音が今日も鳴り響く
狂気も隣り合えば慣れてきた
都会の空気はそんなに苦しいって
壊れそうな僕らを見透かして
コンピュータの音が心地よく
誰かが消すまで世界は救われず
ザラついたノイズは僕達を救う
こんなはずじゃなかったと喚く
Ah 耳を澄ませば この世の雑音が踊ってる
Ah 君の足音が 世界の雑音とこだまする
世界の狂気と握手をしてる
きっかけはそう ノイズが僕達に
導き 人ゴミの中 耳をふさぐ
この世の雑音がやけにやかましく
いたいけな夏にさよならを告げる
8.幼少
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
どうなっているんだ 記憶が交差する
追いかけていた 赤トンボ追いかけて
オレンジが透けて ベージュの向こう側
すすきの穂を撫でる
過去まで追いかけ此処に立つ
雲のふるまいが絡んできて
西に太陽が移った頃
脳裏に刻んだ その時から
プラスティックの 夢は続く
1つの黄昏 3つの間違え
覚えた悲しさ 侘しさ 寂しさを覚えた
戸惑っているんだ 想いが空廻る
悔しい事に風に 吹かれて飛んで行く
先の事なんて 考えずに走り出す
転んで血を流す そんな事 どうでもいい事さ
僕は背いた そこで既に
何かの始まりを告げていた
僕は怒りを感じた頃
同時に諦めも覚えたさ
1つの黄昏 3つの間違え
覚えた悲しさ 侘しさ 寂しさを覚えた
君を見ていると思い出す
疑う事など無かった日々
引き裂かれる想いと連れて
全てが景色に変わって行く
9.ocean
作詞:吉村秀樹
作曲:bloodthirsty butchers
夏の始まりと終わり 躊躇も無く挟まれて
削ぎ出した感情よ 無言の使者肩叩く
投げ出した群青は 目の前に広がった
気持ちは高まるが 何故僕一人だけが悲しいの
急げ 海へ オーシャンへ手を伸ばせ
急げ 夜の幕が降りる前
急げ 海へ オーシャンへ手を伸ばせ
急げ 夜の幕が降りる前
捻り尖る感情の 憤りが唾を吐き
しょぼくれたその危機感 ウエーブは揺れている
変わらずに何時もとの 午後にまた腰掛けて
困惑のフレームよ その先には何があるのかと
急げ 海へ オーシャンへ手を伸ばせ
急げ 夜の幕が降りる前
急げ 海へ オーシャンへ手を伸ばせ
急げ 夜の幕が降りる前
歪み行く気持ち動じ シチュエーションに身を任せて
怒濤の如く流れ出す 苛立ちも涙任せ
生きている生きて行こう 残された気持ち握り
生きている生きて行こう 残された気持ち握り 潰す
10.curve
作詞:吉村秀樹・田渕ひさ子
作曲:bloodthirsty butchers
曲がりくねる その曲線は
妖しげな 幻想飛行
インスピレーション 来る その時は
すかさずに 掴み取るんだ
恐る 暗闇の中で 手招きするは未来
歪む 境地に ただ この身を預け
漂う 調べに
覚悟を 決めて
衝動を携えて
かさなり合う 無調の宇宙に
たたずんだ ひとりぼっち
斜めに 曲がる 星を見つめてる
一瞬の 瞬きへと
アナザーワールドへと 続く 月に誘われて歩く
歪む 境地に ただ この身を預けて
永遠の悲しみよ 打ち寄せられる岸辺
宇宙に葬り去ってと落ちる
月の光は 海に 漂いながら揺れる
この世に僕はたった独りで 僕の胸は張り裂ける
衝動を携えて
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